香りの選び方とブレンドのコツ

2022.11.10 Thu

香りの選び方いろいろ

 

 

前回は、まずは好きな香りを直感で選ぶことが大切とお伝えしました。

 

 

香りのレパートリーが増えてきたら、それぞれの精油の特徴を知ることで、

色々な選び方をすることができます。

 

 

 

 

 

 

 

〇なりたい気分・精油の特性で選ぶ

 

 

リラックスしたい、集中したいなど、なりたい気分で選ぶことや、

喉や鼻の調子が気になるとき、空間の消臭やリフレッシュに使いたいときなど、

精油の持つ作用の特性から選ぶこともできます。

 

 

たとえば…

 

*リラックスしたいとき…ラベンダーやベルガモットなど

 

*集中したいとき…ローズマリーやレモンなど

 

*喉や鼻の調子が気になるとき…ユーカリやミントなど

 

*消臭やリフレッシュに使いたいとき…ミントやレモンなど

 

 

 

 

 

 

 

 

〇使用方法(場所)で選ぶ

 

 

これまでのブログでも、お悩みや体調、季節に合わせたアロマの利用法と香りのレシピをご紹介してきましたが、

 

香りを芳香器で空間に香らせたいのか、肌に付けたいのか、入浴(アロマバス)に使いたいのか、またはお掃除に使いたいのか等…

使用方法や使用場所によっても、選び方が違ってきますね。

 

 

たとえば…

 

*芳香器で空間に香らせたい場合…

リビングや寝室にはリラックスの香り、勉強や仕事の場には集中できる香り、

玄関や洗面所には消臭やリフレッシュの香りなど

 

*肌に付けたい場合…

フレグランスとして身に付ける香り、トリートメントオイルとして顔や体の

スキンケアやセルフマッサージに使う香りなど

 

*入浴(アロマバス)…

しっかり温まりたいときの香り、むくみや疲れをすっきりしたいときの香り

など

 

 

 

 

 

肌につける場合や入浴に使う場合には、

精油を原液で使わずに希釈することはもちろん、皮膚刺激性のある精油を避けて選ぶ必要もあります。

 

また、同じ空間を共用する家族やペットなどがいる場合には、

自分だけでなく周りの好みや体調、体質等にも配慮して香りを選ぶ必要があります。

 

 

 

 

 

香りのブレンドを楽しむ

 

 

香りのファーストインプレッション(第一印象)で気に入った香りを大事にしつつ、

気分や体調、使用目的に合わせて精油を選ぶようになってきたら、

次は香りのブレンドに挑戦してみたくなりませんか♪

 

 

精油をブレンドする際にも、いろいろな切り口があります。

まずは「香り」というものの特性を知って、ブレンドの発見を楽しんでみましょう♪

 

 

 

〇香りの特性

 

 

*香りの特徴

「香調」

 

 

精油は、天然の植物から採れる香り成分(芳香物質)だとご説明してきましたが、

実は植物の種類によって精油が採れる部位は様々です。

 

花びら(花弁)や葉から採れるというのは想像しやすいかもしれませんが、

オレンジなどの果実の皮(果皮)、樹液が固まった樹脂、根っこや種から採れるものもあります。

 

 

さらにそれらは、香りの特徴(系統)=「香調(ノート)」ごとに分類されます。

 

 

香りの分類の仕方には多少バリエーションがありますが、大きく分けて7つ。

 

「フローラル系」…花の香り ‹ラベンダー、ゼラニウムなど›

 

「柑橘系」…柑橘類(オレンジなど)の香り ‹オレンジ、ベルガモットなど›

 

「ハーブ系」…すっきりした草や葉の香り ‹ペパーミント、レモングラスなど›

 

「樹木系」…木の香り ‹シダーウッド、ヒノキなど›

 

「スパイス系」…スパイシーな香り ‹シナモン、ジンジャーなど›

 

「樹脂系」…樹脂から採れる香り ‹フランキンセンス、サンダルウッドなど›

 

「エキゾチック系(オリエンタル系)」…東方的な(広義にて、東洋や中近東を思わせる)香り ‹パチュリ、ベチバーなど›

 

 

 

 

たとえば花から抽出されるローズの香りは、香調では「フローラル系(調)」に分類されます。

 

ちなみに、採取される部位と香調名に含まれる部位は、必ずしも一致するわけではありません。

たとえばイランイランはローズと同じく花から抽出されますが、

香りの系統としてはフローラル系ではなく「エキゾチック(オリエンタル)系」に分類されることの多い精油です。

 

 

※香りの分け方は、品種や抽出部位・抽出成分の違いや、製造するメーカーごとの分類などによって異なることがあります。

 

 

 

言葉で表すと難しく感じるかもしれませんが、実際に香りを試してみればなるほどと感じられると思います。

 

 

異なる精油同士を混ぜる=ブレンドするとき、

同じ系統に分類される香りや、下の香りの系統図のお隣同士の系統の香りは合わせやすいとされています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*香りが拡がる速さ

「揮発速度」

 

 

私たちが香りを感じるとき、空気中の香り成分(芳香分子)を感知していますが、

香り成分が空気中に拡がる(=揮発する)速さも、精油によって異なります。

 

揮発速度は基本の3段階に分類されます。

 

*トップノート…

揮発速度が最も速く、すぐに香るが持続時間は短い 

‹オレンジ等の柑橘系の香りなど›

 

*ミドルノート…

 揮発速度は中間的で、トップノートよりも遅くベースノートよりも速い 

‹ラベンダーのフローラル系の香りなど›

 

*ベースノート…

 揮発速度が最も遅く、持続時間も長い(ゆっくりじっくり香ってくる香り) 

‹フランキンセンス等の樹脂系の香りなど›

 

 

 

異なる精油同士を混ぜる=ブレンドするとき、

この3段階それぞれに当てはまる香りをバランスよく組み合わせることで、調和のとれた良い香りになるとされています。

 

 

 

 

 

 

3段階の香りをブレンドすると、

 

トップノートの香りが最初にわたしたちの心を惹きつけ、

そこへミドルノートの香りが軸を成して香り、

ベースノートの香りは全体を支える土台となりながら、ゆっくりと香りを伸び拡げていく…

 

 

そんなイメージでしょうか。

香りを段階的に組み立てることで、香りの変化と重なり合うハーモニーを味わえる素敵な香りになるというわけです。

 

 

 

香りの系統や揮発速度を絶妙にいかしたブレンディングの扉を開きたくなったら、

その向こうにはとても奥が深く魅力的な世界が広がっています。

 

 

でも、、、ブレンドに正解不正解はありません!

自由な発想で香りに親しみながら、お気に入りのブレンドを探してみてください♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いかがでしたか?

今回は香りの選び方のいろいろや、ブレンドに役立つ香りの特性などをご紹介しました。

香りについて少しずつ理解を深めながら、新しい香りとの出会いや色々な使い方を重ねていっていただけたら嬉しいです♪

 

 

そして、前回お伝えしたように、何より大切にしたいのは、香りを嗅いだときに感じるインプレッションー自然に湧き起こる印象や感覚です!

 

香りを感じることは、自分の心と体の声に耳を傾けること。

 

その時々のあなたに寄り添ってくれる香りを大切に、アロマライフを楽しんでみてくださいね♪♪

 

 

 

 


\この記事を書いた人/

大塚麻子

オーダーメイドトリートメントを提供する『Aroma Berta』主宰
英国IFPA認定・国際プロフェッショナルアロマセラピスト
日本心理学会認定心理士

自然の恵みアロマとハーブの魅力と、毎日を心地よく過ごすための利用法をわかりやすくお伝えしていきます♪


 

 

 

 


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