【精油の基本事典】スペアミント精油の効果・効能
【精油の基本事典】
精油の効果・効能など精油(エッセンシャルオイル)の基本的な情報をご紹介しています。
【スペアミント精油】
基本情報
名前 | スペアミント |
学名 | Mentha spicata |
科名 | シソ科 |
抽出部位 | 葉 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
主な産地 | アメリカ、インド、中国など |
香り | ほんのり甘みのあるフレッシュなミントの香り |
主な成分 | カルボン、リモネン、メントール、メントンなど |
ノート | トップ |
注意事項 | 皮膚刺激あり。皮膚へ使用する際は低濃度で使用してください。 妊娠中、授乳中の女性は使用を控えてください。 |
ストーリー
スペアミントはメントール量が少ないため、強い清涼感を持つペパーミントの香りと比較してソフトな清涼感と甘さの中に苦みがあるのが特徴です。料理やスイーツ、ハーブティーなどの味付けやあしらいとしてスペアミントが使用されています。
植物の特徴
スペアミントは、草丈30-60cm程度の多年生草本で、ペパーミントとウォーターミントの交配種であるといわています。夏から秋にかけて白から薄紫色の花をつけ、葉は短くやや丸みのある槍の穂先のような形で、槍(スペア)に見えることからスペアミントと呼ばれています。メントール成分があまり含まれておらず、数百種以上あると言われるミントの品種の中でも香りがきつくなくマイルドな清涼感があるのが特徴です。
スペアミントの効果効能
心へ
神経系の強壮、明晰など
清涼感ある香りは頭をクリアにして、精神的な疲労に働きかけ憂鬱な気分の時に元気と活力を与えてくれます。
体へ
健胃、制吐、抗炎症、鎮痙など
消化器系の不調に効果的で、消化不良や吐き気、胃もたれなどに役に立ちます。また、花粉や風邪の季節の鼻づまりの解消や鼻炎の軽減に役立ちます。
くらしへ
抗菌、抗真菌など
抗菌・抗真菌作用があり、雑菌からくるニオイ対策に活用できます。トイレや玄関、浴室、キッチンなどの抗菌・消臭に役立ちます。
使い方
芳香浴
アロマディフューザー、アロマストーン、アロマスプレーなどを使って芳香させます。
空間の抗菌作用による消臭やリフレッシュしたいときなど芳香浴に用います。
ホームケア・ハウスキーピング
アロマスプレーで、ニオイが気になるトイレや玄関、浴室、キッチンなどの抗菌・消臭に使用します。
重曹に精油を混ぜてキッチンや靴箱、玄関、トイレなど臭いが気になる場所の芳香剤として活用できます。
●アロマスプレーの作り方
①スプレー容器に無水エタノール5mlを入れ、精油6滴を加えよく振って混ぜます。
②精製水25mlを加え、フタをしてよく振って混ぜます。
※使用する際は、毎回容器を良く振ってからお使いください。
※高温多湿を避け冷暗所で保管し、2週間を目安にできるだけ早めに使い切ってください。
●重曹アロマ芳香剤の作り方
・空ビンに重曹100g、精油10~20滴を加えビン振りよく混ぜます。
※精油にはプラスチックを溶かす性質をもつ成分を含むものもあるため、プラスチック素材の容器は使用しないでください。
※1週間ほどで香りが弱くなってきたら、精油を追加して使用してください。
※重曹の消臭効果は2~3ヶ月です。
スキンケア・ボディケア
ホホバオイルなどの植物油で希釈した(0.5~1.0%濃度まで)トリートメントオイルをつくり、マッサージに使用します。消化不良など胃の不快感や、ストレス性の頭痛、肩こりの緩和などにトリートメントで使用します。
精油の目安量:植物油10mlに対して精油1~2滴(濃度0.5~1.0%)
※顔へ使用する場合は0.5%以下
※皮膚刺激があるため皮膚へ使用する際は、少量からお試しください。
※妊婦、授乳中の女性は使用を控えてください。
ブレンド相性の良い精油
【柑橘系、フローラル、ハーブ系、樹木系】
柑橘系、ゼラニウム、ネロリなどのフローラル系、ラベンダー、クラリセージ、ローズマリーなどハーブ系、ユーカリ、ティートゥリーなど樹木系と相性が良いです。
<注意点&免責事項>アロマセラピーは医療ではありません。記事内に掲載されている内容は、精油の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。予め了承ください。事故やトラブルに関してこのサイトは責任を負いかねますので、あくまでも自己責任にてご使用をお願いいたします。持病をお持ちの方、妊産婦やお年寄り、お子様に使用する場合や、既往症のある方、その他使用に不安のある方は、専門家や専門医に事前にご相談の上でご使用ください。