【精油の基本事典】メイチャン精油の効果・効能
【精油の基本事典】
精油の効果・効能など精油(エッセンシャルオイル)の基本的な情報をご紹介しています。
【メイチャン精油】
基本情報
名前 | メイチャン、リツェアクベバ、リトセア、リトシー、アオモジ |
学名 | Litsea cubeba |
科名 | クスノキ科 |
抽出部位 | 果実 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
主な産地 | 中国、インドネシア、台湾など |
香り | 青みとほのかな甘さとスパイシーさがあるレモン調の香り |
主な成分 | シトラール、リモネン、サビネン、ゲアラニオールなど |
ノート | ミドル |
注意事項 |
皮膚刺激があるため肌へ使用する際は低濃度(濃度1%以下)で使用し、敏感肌は使用を控えてください。 |
ストーリー
メイチャンは、古くから中国伝統医療で用いられていました。メイチャン以外に、リツェアクベバ、リトセアなど様々な呼びがあり、メイチャンの木は和名ではアオモジと呼ばれています。メイチャンの精油は果実から抽出され、レモングラスに似た爽やかな香りがします。
植物の特徴
クスノキ科の樹木で、中国や東南アジアに多く生育し高さは5~10m程まで育ちます。薄い黄色の花は芳香性があり春から初夏にかけて開花し、その後小さな楕円形の果実をつけ、成熟するとクベブペッパーに似た黒色の実になります。果実にも香りがあり、果実から精油が抽出されます。
メイチャン効果効能
心へ
神経系の強壮(精神疲労、ストレスなど)
レモングラスのような爽快な香りが、頭をスッキリと明瞭感を与えてくれ、ストレスや不安、疲れた心に爽やかな刺激でリフレッシュをもたらしてくれます。
体へ
呼吸器系の強壮、消化促進、抗菌、抗真菌など
呼吸器系感染症の予防や気管支炎など不調の緩和に役立ちます。また消化不良や食欲不振の際に役立ちます。
くらしへ
抗菌、抗真菌、消臭、虫除けなど
抗菌抗、真菌作用があり、雑菌からくるニオイ対策に活用できます。トイレや玄関、浴室、キッチンなどの抗菌・消臭に役立ちます。また虫が嫌がる香り成分を含むので虫除け対策に役立ちます。
使い方
芳香浴
アロマディフューザー、アロマストーン、アロマスプレーなどを使って芳香させます。
空間の抗菌作用による消臭や頭をクリアにしてくれる香りのためリフレッシュしたいとき集中したいときに芳香浴に用います。
ホームケア・ハウスキーピング
アロマスプレーで、ニオイが気になるトイレや玄関、浴室、キッチンなどの抗菌・消臭に使用します。
重曹に精油を混ぜて靴箱や玄関、トイレなど臭いが気になる場所の芳香剤として活用できます。
●アロマスプレーの作り方
①スプレー容器に無水エタノール5mlを入れ、精油6滴を加えよく振って混ぜます。
②精製水25mlを加え、フタをしてよく振って混ぜます。
虫除けスプレーの場合は、シトロネラ精油とのブレンドもおすすめです。
※使用する際は、毎回容器を良く振ってからお使いください。
※高温多湿を避け冷暗所で保管し、2週間を目安にできるだけ早めに使い切ってください。
●重曹アロマ芳香剤の作り方
・空ビンに重曹100g、精油10~20滴を加えビン振りよく混ぜます。
※精油にはプラスチックを溶かす性質をもつ成分を含むものもあるため、プラスチック素材の容器は使用しないでください。
※1週間ほどで香りが弱くなってきたら、精油を追加して使用してください。
※重曹の消臭効果は2~3ヶ月です。
スキンケア・ボディケア
ホホバオイルなどの植物油で希釈した(0.5~1.0%濃度まで)トリートメントオイルをつくり、マッサージに使用します。消化不良などの胃の不快感や、ニキビや脂性肌のお手入れに使用します。
精油の目安量:植物油10mlに対して精油1~2滴(濃度0.5~1.0%)※顔へ使用する場合は0.5%以下
※皮膚刺激があるため希釈濃度1%以下(顔へ使用する場合は0.5%以下)で使用し、敏感肌は使用を控えてください。
※ 妊娠中の使用は控えてください。
ブレンド相性の良い精油
【柑橘系、フローラル系、オリエンタル系】
柑橘系、イランイランやゼラニウムなどフローラル系、パチュリやサンダルウッドなどのオリエンタル系のと相性が良いです。
※香りの強さはやや主張があるため、ブレンドの際は少量ずつ加えるバランスが取りやすくなります。
<注意点&免責事項>アロマセラピーは医療ではありません。記事内に掲載されている内容は、精油の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。予め了承ください。事故やトラブルに関してこのサイトは責任を負いかねますので、あくまでも自己責任にてご使用をお願いいたします。持病をお持ちの方、妊産婦やお年寄り、お子様に使用する場合や、既往症のある方、その他使用に不安のある方は、専門家や専門医に事前にご相談の上でご使用ください。