【精油の基本事典】ヒバ精油の効果・効能

2025.09.25 Thu

【精油の基本事典】

精油の効果・効能など精油(エッセンシャルオイル)の基本的な情報をご紹介しています。

 

 

【ヒバ精油】

 

基本情報

名前 ヒバ(檜葉)、青森ヒバ、アスナロ
学名 Thujopsis dolabrata
科名 ヒノキ科
抽出部位 木部、枝、葉
抽出方法 水蒸気蒸留法
主な産地 日本
香り 深い森のような落ち着きのあるウッディな香り
主な成分 ツヨプテン、セドロール、ヒノキチオールなど
ノート ミドル~ベース
注意事項 ※妊婦中の女性は使用を控えてください。
※皮膚刺激があるため肌へ使用する際は低濃度(濃度1%以下)で使用してください。

 

 

ストーリー

 

ヒバは日本固有のヒノキ科の植物で、青森ヒバは古くから高級建材として注目されています。抗菌や防虫効果によりヒバで建てられた家には蚊やシロアリなどの害虫が近寄ってこないとも言われています。また、ヒバに含まれる抗菌成分のヒノキチオールは化粧品などにも使用されています。ヒバ精油は独特な森林の強い香りで抗菌・防虫・消臭作用があり、ヒバは建材、防虫剤、スキンケア製品などに用いられています。

 

 

植物の特徴

 

ヒバは、ヒノキ科の常緑の高木でアスナロとも呼ばれており、南方型はアスナロ、北方型は青森ヒバ、ヒノキアスナロと呼ばれています。カビや雑菌に対する抗菌力やシロアリを寄せ付けない木材として知られ建材として使用されていまう。北方型の青森ヒバからは強い抗菌作用がある天然ヒノキチオールが多く抽出されます。また北方型から抽出される精油は青森ヒバ油と呼ばれています。

 

 

 

ヒバの効果効能

心へ

神経系の強壮(精神疲労、ストレスなど)鎮静など

森林浴のような癒しの効果がある香りで、ストレスや不安感、精神的緊張やイライラを緩和してくれます。交感神経に働きかけ、心地良い睡眠環境にも役立ちます。

 

体へ

抗菌、抗ウイルスなど

抗菌作用により、呼吸器系感染症の予防や気管支炎など不調の緩和に役立ちます。

 

くらしへ

抗菌、防虫など

抗菌作用があり、雑菌からくるニオイ対策や虫除けに活用できます。トイレや玄関、浴室などの抗菌・消臭のほか、クローゼットや下駄箱などの収納スペースの防虫に役立ちます。

 

 

 

 

使い方

 

芳香浴

アロマディフューザー、アロマストーン、アロマスプレーなどを使って芳香させます。
リラックスできる心地良い空間作りや、風邪やインフルエンザの季節のクリーンな空間作りなどの芳香浴に用います。

 

 

ホームケア・ハウスキーピング

アロマスプレーで、ニオイが気になるトイレや玄関、浴室などの抗菌・消臭のほか、クローゼットや下駄箱などの収納スペースの防虫に使用します。重曹に精油を混ぜて靴箱や玄関、トイレなど臭いが気になる場所の芳香剤として活用できます。

 

●アロマスプレーの作り方

 ①スプレー容器に無水エタノール5mlを入れ、精油6滴を加えよく振って混ぜます。
 ②精製水25mlを加え、フタをしてよく振って混ぜます。

 

※使用する際は、毎回容器を良く振ってからお使いください。
※高温多湿を避け冷暗所で保管し、2週間を目安にできるだけ早めに使い切ってください。

 

●重曹アロマ芳香剤の作り方

 ・空ビンに重曹100g、精油10~20滴を加えビン振りよく混ぜます。

 

※精油にはプラスチックを溶かす性質をもつ成分を含むものもあるため、プラスチック素材の容器は使用しないでください。

※1週間ほどで香りが弱くなってきたら、精油を追加して使用してください。

※重曹の消臭効果は2~3ヶ月です。

 

 

ブレンド相性の良い精油

【柑橘系、ハーブ系、樹木系】

ベルガモット、レモン、ユズなどの柑橘系、ラベンダー、ローズマリーなどのハーブ系、ティートゥリー、サイプレス、ヒノキなどの樹木系と相性が良いです。
※香りの強さはやや主張があるため、ブレンドの際は少量にするとバランスが取りやすくなます。

 


<注意点&免責事項>アロマセラピーは医療ではありません。記事内に掲載されている内容は、精油の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。予め了承ください。事故やトラブルに関してこのサイトは責任を負いかねますので、あくまでも自己責任にてご使用をお願いいたします。持病をお持ちの方、妊産婦やお年寄り、お子様に使用する場合や、既往症のある方、その他使用に不安のある方は、専門家や専門医に事前にご相談の上でご使用ください。


ページの上部へ