【精油の基本辞典】クスノキ精油の効果・効能

2025.10.16 Thu

【精油の基本事典】

精油の効果・効能など精油(エッセンシャルオイル)の基本的な情報をご紹介しています。

 

 

【クスノキ 精油】

 

基本情報

名前 クスノキ
学名 Cinnamomum camphora
科名 クスノキ科
抽出部位 木部
抽出方法 水蒸気蒸留法
主な産地 日本、台湾、中国南部
香り スパイシーで清涼感のある香り
主な成分 カンファー、1.8シネオール、ミルセン、α-ピネン など
ノート トップ
注意事項 ※濃い濃度で使用しないでください。
※妊娠中の方・喘息やてんかんを患っている方は使用しないでください。

 

 

ストーリー

 

クスノキは、寿命が長く大木に育つことから生命力の象徴として古くから神聖な木として崇められてきました。 芳香を放つ木として臭し(クスシ)木、薬になる木ということで薬木が語源とされる説があります。樟脳の原料になる木で防虫・抗菌・防腐作用に優れ、 厳島神社の大鳥居など寺社などの建築物や家具、彫刻、造船、衣類の収納や家具など身近なものにも 利用されてきました。 クスノキから抽出された精油は”カンフルオイル”としても知られ、すっきりとしたシャープな香りは 心身のリフレッシュ・集中力向上・疲労回復にも活躍します。

 

 

植物の特徴

 

クスノキ科ニッケイ属の常緑高木で、日本の温暖な地域に自生する大きな樹木です。         楠の葉は、光沢がある抗緑色で、春には小さな白い花が咲き、秋には黒い小さな実がなり、葉を擦ると楠特有の樟脳の香りがします。 湿気に強く高い耐久性、樟脳の成分の防虫効果寺社があり、古くから建築物や家具などに使われています。

 

 

 

ヒバの効果効能

心へ

緊張緩和・神経強壮・集中力向上

ストレスによる頭痛や不眠などの不調に、心を落ち着けて緊張を和らげます。カンフルオイルとして、やる気が出ない時に頭をスッキリさせ集中力を向上させます。

 

体へ

呼吸器系の不調緩和、血行促進、抗菌・抗炎症作用

咳や鼻づまり、肩こりや筋肉痛のケアに、キャリアオイルで1%濃度で希釈し、辛いところに塗布して優しくマッサージすることで症状を和らげます。

 

くらしへ

抗感染症、抗菌、抗真菌、消臭、防虫、防カビ

ウッドチップなどにクスノキの精油を垂らして布袋に入れて、玄関やシューズBOX、クローゼットの防虫・消臭に。

 

 

 

 

 

 

使い方

 

芳香浴

アロマディフューザー、アロマストーン、アロマスプレーなどを使って芳香させます。
リラックスできる心地良い空間作りや、風邪やインフルエンザの季節のクリーンな空間作りなどの芳香浴に用います。

 

 

ホームケア・ハウスキーピング

アロマスプレーで、ニオイが気になるトイレや玄関、浴室などの抗菌・消臭のほか、クローゼットや下駄箱などの収納スペースの防虫に使用します。重曹に精油を混ぜて靴箱や玄関、トイレなど臭いが気になる場所の芳香剤として活用できます。

 

●アロマスプレーの作り方

 ①スプレー容器に無水エタノール5mlを入れ、精油6滴を加えよく振って混ぜます。
 ②精製水25mlを加え、フタをしてよく振って混ぜます。

 

※使用する際は、毎回容器を良く振ってからお使いください。
※高温多湿を避け冷暗所で保管し、2週間を目安にできるだけ早めに使い切ってください。

 

●重曹アロマ芳香剤の作り方

 ・空ビンに重曹100g、精油10~20滴を加えビン振りよく混ぜます。

 

※精油にはプラスチックを溶かす性質をもつ成分を含むものもあるため、プラスチック素材の容器は使用しないでください。

※1週間ほどで香りが弱くなってきたら、精油を追加して使用してください。

※重曹の消臭効果は2~3ヶ月です。

 

 

ブレンド相性の良い精油

【柑橘系、フローラル系、ハーブ系、樹木系】

クスノキはブレンドによって様々な雰囲気が楽しめます。リフレッシュしたい時にはユズなどの柑橘系、心を落ち着けたい時にはラベンダーやカモミールなどのフローラル系、頭をクリアにしたい時や空間の浄化にはローズマリーやユーカリなどのハーブや樹木系とのブレンドがおすすめ。 リラックス&リフレッシュ、疲労回復、ハウスケアなど日常生活に活用したいアロマです。
※香りの強さはやや主張があるため、ブレンドの際は少量にするとバランスが取りやすくなます。

 


<注意点&免責事項>アロマセラピーは医療ではありません。記事内に掲載されている内容は、精油の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。予め了承ください。事故やトラブルに関してこのサイトは責任を負いかねますので、あくまでも自己責任にてご使用をお願いいたします。持病をお持ちの方、妊産婦やお年寄り、お子様に使用する場合や、既往症のある方、その他使用に不安のある方は、専門家や専門医に事前にご相談の上でご使用ください。


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